89-09 THE BOOM COLLECTION 1989-2009

THE BOOM 89-09 THE BOOM COLLECTION 1989-2009歌詞
1.星のラブレター

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

庭に出て 月あかりで あたたかい夜に
君に書いたラブレターを 読み直してみるよ
我ながら良く書けた文だ 三枚も書いた
コオロギが便せんに止まった 失礼なやつだ

君に会いに行くよ 君に会いに行くよ
愛してます 好きにしてよ 君に会いに行くよ

朝日通りは 夕飯時 いつもの野良犬たちが
僕の知らない 君の話 時々聞かせてくれた
年をとって生命がつきて 星のかけらになっても
昨日聞かせた僕の歌 町中に流れてる

君に会いに行くよ 君に会いに行くよ
愛してます 好きにしてよ 君に会いに行くよ

あんなに楽しかった夏休みだったのに
君のママとも仲良くなったのに
秋になって 冬を越えて サヨナラと言った
何十年 指折りかぞえて自転車に乗って また

君に会いに行くよ 君に会いに行くよ
愛してます 好きにしてよ 君に会いに行くよ


2.都市バス

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

ほろにがい日はバスに乗り
となり町まで走ります
小銭集めて宇宙への
おてがるな旅 ミステリーはつづく

でき心でついたうそを
信じた奴が連れてきた
黒いマントの殺し屋が
追いかけてくる 僕をさらいに来る
運転手さんとばしましょ
ちっちゃなバス停なんかとばしましょ
後部座席でうたた寝て
鳥や猫や犬や虫でも
気のあうやつはつれて行くよ

都市バスの中 カラッポ頭
遠くへ逃げる 勇気ないなら
都市バスの中 世田谷の中
雲がくれの日々を楽しもうよ

人恋しい日はバスに乗り
古本屋の前で下車
他人の心 のぞきたくて
涙でしわになったページさがす

ハイカラおばさんどきなさい
そこはいつもの僕の席
めがねはずしてうたた寝て
平和や愛や夢や希望も
うそでなければ連れて行くよ

都市バスの中 カラッポおなか
遠くへ逃げる 勇気ないなら
都市バスの中 世田谷の中
雲がくれの日々を楽しもうよ


3.不思議なパワー

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

へこたれた僕を 笑わせる不思議なパワー
鼻づまりの冬空に 現われる強い力
今朝見た悪い夢も かき消す強い力

あの日君と口ずさんだ真実の歌と
公園に咲く花たちが僕を勇気づけた
君と話した僕の夢がいつか明るい場所で
芽を吹いて川や森が生まれる

不思議なパワー あふれるパワー ねむれない朝にサヨナラ
不思議なパワー 強い力 喜びは君と僕の物

寝不足の日ように こみあげる不思議なパワー
ハラペコの月ようも かき消す強い力

あの日君とわかちあった宝物なんて
今になって思い返せばガラクタの山さ
いつかいつの日にか君が大人になって
芽を吹いて海や町が生まれる

不思議なパワー あふれるパワー 眠れない朝にサヨナラ
不思議なパワー 強い力 喜びは君と僕の物

あの日君と口ずさんだ真実の歌と
公園に咲く花たちが僕を祝福した
君と話した僕の夢よ いつか明るい場所で
空にうかぶ飛行船までとどけ

不思議なパワー あふれるパワー 眠れない朝にサヨナラ
不思議なパワー 強い力 喜びは君と僕の物


4.なし

作詞:MIYA
作曲:MIYA

おいらはあいつが大きらいだった
頭はきれるし12等身のスタイル
父親はインチキ会社社長 僕にないものたくさん持ってた
でもある日風邪で寝込んでたら ドアをコツコツノックして

このなし食べて元気出せって
このなし食べて元気出せってね

おいらはあいつの彼女が好きになった
あいつさえいなければ人生はバラ色
完全犯罪で奴をころして あの子を奪いとろうとした
部屋にこもって計画練ってたら ドアをコツコツノックして

このなし食べて元気出せって
このなし食べて元気出せってね


5.気球に乗って

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

ありったけの手持ちのゆとりや
ポケットの中のぬくもりを
ひずみきった国々に
ポツンと落としてやるのさ
要なしの人間なんているわけはないと
神様はいつも僕に言うけど
本当のところは口をつぐんで
誰も言おうとしないけど
気球に乗って ほこりになってゆられたい

今ひとつこの気球が昇っていかないのは
僕をおどらせる俗物どもが
足元にしがみついているからさ
胸いっぱい風を集めよう
名もなき同胞(とも)が抹殺されて
価値あるブルジョアが生き残るとするなら
真先に死ぬのはこの僕なのさ
僕こそ不必要なものだから
気球に乗って ほこりになってゆられたい

気流に乗って ほこりを捨ててゆられたい


6.釣りに行こう

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

十何年前はまだ 君より小さくて
君のアゴのほくろをいつも見上げてたんです
君はといえば 泥んこになって
こうもりの子守唄 朝も夜も昼寝
目が覚めたら君は うそばかりついた
その度だまされたふりしてた

釣りに行こう 釣りに行こう
雨がやんだら迎えに行くね
釣りに行こう 釣りに行こう
いつもの場所へ迎えに行くね

釣り竿にぎったまま 君はまた昼寝
魚がひいているのに 今日も知らん顔
僕も君の真似して 目を閉じてみたけど
なぜか眠れないんです 柳がくすぐるんです
大人になってもう一度 あの川へもどれば
まだたぶん 君は眠りの途中

釣りに行こう 釣りに行こう
梅雨があけたら迎えに行くね
釣りに行こう 釣りに行こう
いつもの場所へ迎えに行くよ


7.ひゃくまんつぶの涙

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

おくら畑に埋めといた 君の切れっぱし
今夜もあなたに会いたくて 堀りおこしてみる

やかんにためたひゃくまんつぶの涙をわかして 君をもどそう
しいたけみたいにふくらんで ほらほら村一番キレイな顔

幾年君を想ううちに 僕も年老い
眠る君によりそうように 土へとかえる

空じゃおひさまがそれ見て泣き出し ひゃくまんつぶの雨がふる
草木はおどり かえるは歌いぼくらのお墓は今宵も祭り

アメヨフレフレ
ナミダフレフレ


8.中央線

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

君の家のほうに 流れ星が落ちた
僕はハミガキやめて 電車に飛び乗る
今頃君は 流れ星くだいて
湯舟に浮かべて 僕を待ってる

走りだせ 中央線
夜を越え 僕を乗せて

逃げ出した猫を 探しに出たまま
もう二度と君は 帰ってこなかった
今頃君は どこか居心地のいい
町を見つけて 猫と暮らしてるんだね

走り出せ 中央線
夜を越え 僕を乗せて


9.からたち野道

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

赤い実にくちびる染めて
空を見上げる
これ以上つらい日が来ませんようにと
飛び石踏んだ

からたち野道 花ふく小道
泣いたらだめよと虫の音小唄
からたち野道 はるかな小道
あのひとのもとへと続く道

紅い血にくちびる噛んで
空を見上げる
もう二度とつらい日がきませんようにと
まぶたを閉じた

からたち野道 垣根の小道
泣いたらだめよと沢の音小唄
からたち野道 はるかな小道
あの人の歌がきこえた道

赤い実にくちびる染めて
空を見上げる
これ以上つらい日が来ませんようにと
飛び石踏んだ

からたち野道 草笛小道
泣いたらだめよとなずなの小唄
からたち野道 はるかな小道
あなたのもとへ駆けてゆきたい

ひとりぼっちの陽だまり小道
いつも二人で歩いてた道
こずえの花を摘みとりながら
泣きべそかいては困らせた春

からたち野道 花ふく小道
泣いたらだめよと虫の音小唄
からたち野道 あの日のままの
あなたのもとへ駆けてゆきたい


10.子供らに花束を

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

子供らに花束を 年寄りにゆりかごを
明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を

生まれ出づることさえ罪なのか
答えてよ MOTHER EARTH
あなたは命を産んだのか
それともウミを吐き出したのか

子供らに花束を 年寄りにゆりかごを
明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を

無邪気に笑う少女
ママゴトは散弾の砂場
僕らが生き急げば
弱い者から必ず先に死ぬ

子供らに花束を 年寄りにゆりかごを
明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を

「生まれたくないよ」って
ママの中で子供が泣く
それでも回れよ MOTHER EARTH
もう一度僕らを叱りつけて

子供らに花束を 年寄りにゆりかごを
明日生まれ死ぬ者に絶大な愛を


11.そばにいたい

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

目を閉じてごらん 君は何が見える
今日までの想い出 それとも未来
今まで僕は過去の湖を泳ぎ ひざを抱えていた
だけど今はステキな明日が見える

世界中で閉ざされた窓が今 開き出す
会ったことのない人達の笑い声が聞こえる

そろそろ君が幸せをつかむ番
その時は僕も そばにいたい

手を空高く伸ばしてみてごらん
何かに触れたら それが未来さ
背のびしても飛び跳ねてももがいても構わない
神様はいつか君に気がつく

世界中の子供の涙はいつかわく
同じ舟に乗る僕らは なぜ憎しみ合う

そろそろ誰かが幸せをつかむ番
その時は僕も そばにいたい

流行り歌はいくつも町を吹き抜けていった
東の国から西から笑い声が聞こえる

そろそろ君が幸せをつかむ番
その時は僕が そばにいたい


12.島唄

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来た

でいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た
くり返す悲しみは 島渡る波のよう

ウージの森であなたと出会い
ウージの下で千代にさよなら

島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の涙

でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ
ささやかな幸せは うたかたの波の花

ウージの森で歌った友よ
ウージの下で八千代の別れ

島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を

海よ 宇宙よ 神よ いのちよ このまま永遠に夕凪を

島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の涙

島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を


13.月さえも眠る夜

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

いつまで雨やどりを 続けてるつもりだろう
夏がふたつも過ぎたのに
涙が止まらないのを 雨のせいにしたいんだね
この胸においで

なにもかも捨てておいで
あなただけ連れておいで
月さえも眠る夜に

いつまで心閉じて 僕の手を拒むのだろう
花はいくつも枯れたのに
涙が止まらないのを タバコのせいにしてた
この胸においで

誰かと愛し合った
過ぎ去った季節まで
好きになってあげたい

言葉だけの愛が この街並をかざる
あなたに会って 初めて気付いた
二人が生まれた 本当の理由を

なにもかも捨てておいで
あなただけ連れておいで
月さえも眠る夜に

なにもかも捨てておいで
あなただけ連れておいで
月さえも眠る夜


14.真夏の奇蹟

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

街はCELEBRATION
喪服をまとって
子供らを生贄に
聖なる祭りは続く

愛してるって言って
あなたの口から
この世界が再び
まぶたを閉ざさぬうちに

地球より青い愛に気づいた二人
誰にも止められない 真夏の奇蹟

舵が狂ったNATION
イカルスのようさ
銃声が響いても
二人はキスを止めない

愛してるって言って
嘘でもいいから
古ぼけた方舟で
イエスが逃げ出す前に

地球より速く回りはじめた恋は
誰にも止められない 真夏の奇蹟

愛に傷ついて
また愛を信じた
約束は永遠と
疑わなかった二人

地球より速く回りはじめた恋は
誰にも止められない 真夏の奇蹟

地球より青い愛に気づいた二人
誰にも止められない 真夏の奇蹟

地球より速く回りはじめた恋は
誰にも止められない 真夏の奇蹟


15.いいあんべえ

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

アン小懐(ぐゎふちゅくる)んじ 魚(いゆ)になやい
いいじうたやい いいあんべえ
酒飲(さきぬ)み 友小(どぅしぐゎ)や 月(ちち)の夜(ゆ)が一番
酒(さき)に浮かびてぃ いいあんべぇ

サバニに女(いなぐ)や 乗(ぬ)しらんしが
あぎに上(あが)りば いいあんべえ
妻(とぅじ)ぬ顔小(ちらぐゎ)ぬ ちらちらすしが
魚取(いゆとぅ)てぃ帰(け)えれえ いいあんべえ

たーがら三線(さんしん) 代わてぃ呉(く)りよ
ナビ小(ぐゎ)ゆすに 取(とぅ)らりゅんど
目(み)と目(み)が合あれぇ 恋のはじまり
月(ちち)にかくりとぅてぃ いいあんべえ

アン小懐(ぐゎふちゅくる)んじ 魚(いゆ)になやい
いいじうたやい いいあんべえ
酒飲(さきぬ)み 友小(どぅしぐゎ)や 月(ちち)の夜(ゆ)が一番
酒(さき)に浮かびてぃ いいあんべえ

今日(ちゅう)ぬ三線(さんしん) 汝(いやー)が番やさ
わん女(いなぐ)に しりしりすなよ
手(てぃ)と手(てぃ)が触れたら 恋のはじまり
波に揺らりてぃ いいあんべえ


16.berangkat -ブランカ-

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

一日の終わりが なごり惜しくて
夕陽追いかけてた あの夏のように

愛し合うことに 怯えていないで
南行きの風に 身をまかせばいい

berangkat 誰でもいつかは
大地に溶けてく
あなたへの愛を
太陽に焼きつけて

あの丘に登れば 誰よりも早く
朝が迎えられた あの頃のように

愛されることに 戸惑わないで
ほどきかけたシューズ 結び治して

berangkat 誰でもいつかは
あの海を渡る
太古を夢見て
未知へと舟を出す


17.帰ろうかな

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

雪帽子の猫柳 寝ぼけなまこのウグイ
春はまだかと待ちぼうけ 遥か遠いふるさと
忘れちまった童唄 名も無き子守唄
ないものねだりで逃げ出した 遥か遠いふるさと

帰ろうかな やめようかな 朝一番の汽車に乗って
帰ろうかな やめようかな 長いトンネルぬけて

道に迷った渡り鳥 おいてけぼりの案山子
冬はいやだと泣いている 茜色のふるさと

帰ろうかな やめようかな あの娘が働く町へ
帰ろうかな やめようかな 祭ばやしに乗って

宵待ち草が咲く頃にゃ ひとりぼっちが身にしみる
鳴くな 泣くなよ 夜ガラスよ
つられてこっちも泣けてくる

帰ろうかな やめようかな あの娘が働く町へ
帰ろうかな やめようかな 祭ばやしに乗って

帰ろうかな やめようかな 朝一番の汽車に乗って
帰ろうかな やめようかな 長いトンネルぬけて

帰ろうかな やめようかな あの娘が働く町へ
帰ろうかな やめようかな 祭ばやしに乗って

帰ろうかな やめようかな 朝一番の汽車に乗って
帰ろうかな やめようかな 長いトンネルぬけて


18.風になりたい

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

大きな帆を立てて あなたの手を引いて
荒れ狂う波にもまれ 今すぐ風になりたい

天国じゃなくても 楽園じゃなくても
あなたに会えた幸せ 感じて風になりたい

何ひとついいこと なかったこの町に
沈みゆく太陽 追い越してみたい

生まれてきたことを 幸せに感じる
かっこ悪くたっていい あなたと風になりたい

何ひとついいこと なかったこの町に
涙降らす雲を つきぬけてみたい

天国じゃなくても 楽園じゃなくても
あなたの手のぬくもりを 感じて風になりたい

天国じゃなくても 楽園じゃなくても
あなたに会えた幸せ 感じて風になりたい


19.手紙

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

毎日毎日、君に手紙を書いているんだけど、
なぜか出せないままでいる。
なにかと世の中、回るのが早くて、
昨日書いたものが、今朝にはもう白けて映るんだ。
急いで君に伝えたいことがあるわけじゃないし、
君が元気なのを僕は知っている。

ただ、こうして便箋にペンを泳がせ、
行間でお茶を入れては、日々の生活の隙間を埋めている。
生きているから時間が過ぎていくのか、
時間をつぶすために生きているのか、
時々それが判らなくなる。

たまぁに、人の顔が動物に見える時はないかい?
先日、飲み屋の客全てがいろんな動物に見えてきたんだ。
そこはもう、鳥獣戯画の宴のよう。
気味が悪くて、すぐ部屋に帰ったんだけど、
鏡に写る自分の顔を見て、やけにフケてきたなぁって思ったよ。
猜疑心と達観の間で、妙な顔色をしている。
人を傷つけた分だけ心が濁っていくのが、よく判るんだ。
ところで 嘘をついた時ほど寝つけない夜はないけど、
眠れない夜こそ自分に素直になれるっていうのも、おかしな話だよね。

Now I'm just standing here Winds rage upon me
Though I'm the only one I go on singing new songs

近頃、自分の周りでも世間でも、
嫌なニュースばかりが飛び込んでくるよ。
そんな時は、柳の木の下で、
まるで、みの虫のようにじっと待つしかないんだ。
風が止むのを待つのは、すごく長く感じるけど、
別に何も失うものはないし、
鼻クソほじってたって地球は回ってるよ。
それにしても、お気楽な音楽が蔓延してて、まるで公害のようだね。
この巨大な渦の中心にいるのは、いったい誰なんだろう。
きっと、誰もいやしないよ。
今は風が止むのを待った方がいい。
その間に僕らはナイフを研いでおくべきだ。

本当は、君も僕も人前に立つべき人間じゃないのかもしれない。
きっと、僕らの夢を完璧に成し遂げてくれるシンガーが出てきたら、
僕はギターとマイクを置いて、
そいつの歌に夢中になってるかもしれない。
僕はただ、音楽を愛していたいだけだ。
ロックンロールに、こめかみを撃ち貫かれたいだけなんだ。

Now I'm just standing here Winds rage upon me
Though I'm the only one I go on singing new songs

人々はもう、ロックンロールなんて必要としていないのかもしれない。
だけど、ロックンロールは決して死ぬことはない。
僕は、そう思いながら生きている。
誰かが僕を愛してくれるなら、
その全ての人を道づれにしたいと思ってるんだ。
ロックンロールの限り無き、うねりの中へ。

君も一緒に行かないかい?

今度、電話でもするよ。


20.時がたてば

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

荒く閉まるドア 煙だけが部屋に残る
雨足は早く もう君には追いつけない

捨て猫のように ひざを抱いて 微笑む君を
そっと抱き上げて 隠すように暮らした町

ああ 時が来れば わかることも あるはずだね
だから 今夜きりにしてしまおう 涙なんて

あの空高く 僕は飛んでみたいと言った
かわりばえのしない 生活を君は愛した

ああ 時がたてば 笑いごとに なるはずだね
だから 今夜きりにしてしまおう 涙なんて

明日になれば 二人の目には
違う景色が 朝日を浴びて 輝くだろう

荒く閉まるドア 時計だけが時を刻み
古いレコードが 部屋の隅で時を止める


21.ありがとう

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

どんなことが起きても君を愛してる
あの汽車に乗り遅れても
君が選んだ道がどこへ進もうと
僕を連れて行けばいい

「ささやかな幸せの灯し火が欲しかっただけなのに」

君が微笑むだけで過去は消えてゆく
波に咲く花のように
僕の手を振りほどき歩く日が来たら
僕を置いて行けばいい

「昨日より幸せになることは簡単じゃなかった」

でも
神様ありがとう 僕はひとりぼっちじゃない
神様ありがとう 僕はひとりぼっちじゃない
神様ありがとう 僕はひとりぼっちじゃない
神様ありがとう 僕はひとりぼっちじゃない

何度も何度でも僕はこの道をひきかえす
歩き疲れた君が立ち止まるたびに

でも
神様ありがとう 僕はひとりぼっちじゃない
神様ありがとう 僕はひとりぼっちじゃない
神様ありがとう 僕はひとりぼっちじゃない
神様ありがとう 僕はひとりぼっちじゃない
ひとりぼっち
ひとりぼっち
ひとりぼっちじゃない


22.いつもと違う場所で

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

ガラスより壊れやすいものがあるとすれば それは愛だ
鋼よりも打たれ強いものがあるとすれば それも愛だ

「ホメラレモセズ クニモサレヌモノ」になりたいと賢治は言った
ボクは誉められるために人を蹴落として生きてた
たどり着いたのは銀河系の果て
誉めてくれる人なんてそこには誰一人いなかった

ブッダはこう言った 「生物の価値に優劣はない」と
「自分の力だけで生きてると思いあがるな」と
「自由」と「孤独」は違う言葉 だけど
そこに立ってる気分は一緒なのかもしれない

憎しみよりも強い感情があるとしたら それは愛だ
裏切りよりも醜い行為があるとしたら それも愛だ

もしあと1年の命だと言われたら がむしゃらに生きるだろう?
そんな気持ちで生きてみるべきだと手塚は言う
無駄な日なんて1日も無い よぉ ボウズ!
お前にはやり残した事が山ほどあるだろう?

ジョンは言った「夢想しろ」と 国家も宗教も無いんだと
そうすれば殺し合う名目は消えてしまうと
そんなの子供だましだって? 人はみな
大人になろうと懸命に努力してる子供だろ?

いつもと違う場所で 心で
いつもと違う君に 会える

君が僕と結ばれてるように 君は誰かと結ばれてる
躓り蹴ってその誰かと結ばれ僕は生かされてる
ミツバチが仲間を呼んでる そんな昼下がりの並本道で
僕のこの小さな命がほんの少しだけ
地球をまわしていることに気づき
きのうまでとは違う気持ちで 君の家へと急いだ

いつもと違う場所で 心で
いつもと違う君に 会える

ガラスより壊れやすいものがあるとすれば それは愛だ
鋼よりも打たれ強いものがあるとすれば それも愛だ
憎しみよりも強い感情があるとしたら それは愛だ
裏切りよりも醜い行為があるとしたら それも愛だ それが愛だ


23.I'm in love with you

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

口紅を気にしてる ベッドルームにタクシー待たせたままで
のら猫に投げキッス 神様以外は呼び捨てにしてる

退屈なら 気がすむまで
僕を引きずり まわせばいいさ

I catch you honey I'm in love with you

この町を出て行こう 電話帳の中から 抜け出そう
パーティーに飽きた日は マイルス・デイビスを迎えに行こう

泣きたいなら 気がすむまで
僕を罵り続ければいい

You touch me baby I'm in love with you

退屈なら 気がすむまで
僕を引きずりまわせばいいさ

泣きたいなら 気がすむまで
僕を罵り続ければいい

I catch you... I'm in love with you
You touch me baby I'm in love with you

I catch you honey I'm in love with you
You touch me baby I'm in love with you
I'm in love with you
I'm in love with you


24.この広い世界で

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

空っぽのベッドに横たわるギターが沈黙を奏でてる
嘘を重ねるより黙ってしまうほうが残酷なのだろうか

傷口に雨が降る
愛される夜を 誰もがさがしてる

この広い世界で どこにも居場所がない
今夜の君を 昨日より愛しているのに

空きビンに残ったひとしずくの海が朝焼けに染まる頃
君の涙を止める言葉はもう全部使い果たしてしまった

傷跡に傷を負う
呼び止める声に 誰もが振り返る

君がどこにいても たとえ抱きしめてても
今夜の君を 昨日より愛しても

この広い世界で どこにも居場所がない
君が黙って 背を向けてしまえば

この広い世界で どこにも居場所がない
君が黙って そっとドアを閉めてしまえば
そっとドアを閉めてしまえば


25.神様の宝石でできた島

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

さあ 目を閉じて 月が闇へ逃げるまえに
少しだけ眠りなよ 僕もここにいるから
そう 僕らは急ぎ過ぎていただけだろう
言い訳を考えるヒマもないくらいに

満月の夜には きっと見えるだろう
遠く離れてても 世界のどこにいても

君と歩き 共に生きた かけがえのない時間だけが
今もなお 星を讃え 輝いているね
サヨナラは言わないで いつかまた会えるはずさ
神様の宝石でできた この島で

さあ 泣かないで 窓に透ける朝焼けが
君の涙に映っては流れ落ちる
そう 僕らはウソに慣れていただけだろう
言い訳を言う優しさもうすれていた

通り雨がきても きっと聴こえるだろう
遠く離れてても 世界のどこにいても

君と唄い 共に生きた かけがえのない想い出が
今もなお 星を讃え まばたいているね
サヨナラは言わないで いつかまた会えるはずさ
神様の宝石でできた この島で

君と歩き 共に生きた かけがえのない時間だけが
今もなお 星を讃え 輝いているね
サヨナラは言わないで いつかまた会えるはずさ
神様の宝石でできた この島で

君と会った島で

君と会った島で……


26.この街のどこかに

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

もしも僕を好きと言ってくれたら
世界中の言葉で「幸せだぜ!」って叫ぶだろう

2人乗りのバイクに いつか乗ってくれたら
町中の人たちに 君を見せびらかそう

君に話したいこと 山の数ほどあるけど
2人で会うと いつも 君のことばかりを尋ねてる

ブルーな朝も 眠りたくない夜も
この街のどこかに 君がいてくれる

ゆううつな朝も 帰りたくない夜も
この空のどこかに 君がいてくれる

もしも誰かが 2人の邪魔をしても
1秒ごとにつのる この愛は 誰も引き裂けない

僕らが暮らす場所が この世界にないなら
生まれ変われる日まで 2人乗りでとばそう

君に聴かせたい歌 星の数ほどあるけど
2人で会うと いつも 新しいメロディーが生まれる

ブルーな朝も 眠りたくない夜も
この街のどこかに 君がいてくれる

寝ぼけた朝も 投げ出したくなる夜も
帰り道のどこかに 君がいてくれる

ブルーな朝も 眠りたくない夜も
この街のどこかに 君がいてくれる

ゆううつな朝も 帰りたくない夜も
この空のどこかに 君がいてくれる


27.太陽アカラ波キララ

作詞:外間完邦・外間完人
作曲:宮沢和史

きれいな花が咲いたよ
ずっと枯れない花だよ
送りたい 愛するあなたへ

きれいな鳥が鳴いたよ
ずっと消えない声だよ
届けたい 見知らぬあなたへ

南の島の 祈りを込めて
三線に声あわせ 高らかに 高らかに

青い空に響(とよ)ませて 太陽(てぃだ)アカラ 波キララ
世界を つなぐ空ひとつ

きれいな花が咲いたよ
ずっと枯れない花だよ
届けたい 愛するあなたへ

この手のひらで あたためながら
大事に育てた 五十年 五十年

青い海を渡らせて 太陽(てぃだ)アカラ 波キララ
世界を つなぐ海ひとつ

青い海を渡らせて 太陽(てぃだ)アカラ 波キララ
世界を つなぐ海ひとつ

心有(ククルア)ティ風ヨ(カジユ) 御万人(ウマンチュ)ニ語レ(カタリ)
ワシタ島・沖縄(ウツナー) 平和世(ユ)ヌ願イ(ニゲエ)

心有(ククルア)ティ風ヨ(カジユ) 御万人(ウマンチュ)ニ語レ(カタリ)
ワシタ島・沖縄(ウツナー) 平和世(ユ)ヌ願イ(ニゲエ)


28.僕にできるすべて

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

追いかけて 追いかけて 何も見つからなくて
つまずいて あきらめて 行き場所をなくすたび

人を恨み 人を裁き 生きる君が なぜか愛しい

問いかけて 問いかけて 答えは欲しくなくて
間違えて 履き違えて 振り出しに戻るたび

人を憎み 人を拒み 生きる君がなぜか恋しい

君のために 僕のために 未来があるわけじゃないけど
君のために 歌うことが 今の僕にできるすべて

何もかも 手にすれば 心満たされるのか
何もかも 失えば 生まれ変われるだろうか

君にあげる 花も枯れたなら 歌うことが 僕のすべて

君のために 僕のために 世界があるわけじゃないけど
君のために 生きることが 今の僕にできるすべて

君のために 僕のためだけに 未来があるわけじゃないけど
君のために 歌うことが 今の僕にできるすべて

君のために 歌うことが 今の僕にできるすべて


29.24時間の旅

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

誰が得して 誰が損して 誰が与えて 誰が奪って
僕等は全部見透かしている この町は穏やかな化け物

噂話は信じない ゴシップ記事も興味わかない
この掌で触れたものだけ それだけが僕の真実

今日も一日旅に出よう 24時間の旅に
もしもどこかにたどり着いたら そこから旅に出よう

たとえ僕がいなくなっても 定刻通り始発は走る
だけど君がいなくなったら 世界は全部消えてしまうだろう

君に会う日の胸騒ぎ 今朝のニュースで流した涙
分別できないこの怒り それだけが僕の それだけが僕の現実

今日も一日旅に出よう24時間の旅に
もしもどこかにたどり着いたら そこから旅に出よう

今日も一日旅に出よう ドアの向こうは東京
もしもどこかで君に会えたら 二人で旅に出よう


30.明日からはじまる

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

一度つまずいた過ちで そこから逃げ出したりしないで
君が歩いた足跡の上に 名もない花が咲いているよ

君が微笑むとうれしくて 涙を見てるのは切なくて
疲れ果てたら たまには僕の腕につかまってごらん

この命が終わる日が
いつ来るのか知らないけれど
ひとつだけ言えること
僕らの青春は 明日からはじまる

道を見失ったとしても 全てを投げ出したりしないで
壁に飾ったスナップの中で 僕らはいつも笑っていたよ

君がいなければ寂しくて 名前を呼ぶだけでうれしくて
疲れ果てたら 今度は君の力かしてください

この世界が安らぐ日が
いつ来るのか知らないけれど
ひとつだけ言えること
僕らの人生は 明日からはじまる

答えはひとつだけじゃないはず あきらめるには早すぎるはず
僕らを乗せたこの船はまだ 動き出していないのに

この命が終わる日が
いつ来るのか知らないけれど
ひとつだけ言えること
僕らの青春は 明日からはじまる

この命が終わる日が
いつ来るのか知らないけれど
ひとつだけ言えること
僕らの青春は 明日からはじまる

僕らの青春は 明日からはじまる